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スポーツ駆け込み寺のブログ

若手選手のマインド、弱くない!?

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現在、とあるチームスポーツの高校部活指導員です。

学生選手の指導で悩んでいます。

私時代と違い、試合中のミスを他責にする選手(生徒)が多く、悲しくなります。

そんな日常なので、私自身の指導者としてのモチベーションを高めるのも一苦労でして…。

理論的に指導しなければならない事はわかっていますが、他責にするな!!という指導を理論的に説明するのも、弁護士とか検察みたいに証拠ありきで指導しなきゃいけないのかなあ‥なんて考えると、結果叱れなくなります。

私が悩んでいる実態は、令和時代には普通でしょうか!?

もっと熱い気持ちや、仲間と一緒に闘えるようなマインドを選手たちには持ってほしいと願っていますが、指導者仲間達も同じ様に悩まれているので、時代がそうさせているとも考えられます。

こういった現実において、皆さんが知る実態でしたり、もしより良い指導方法などがありましたら参考までに教えて頂きたいです。

未来ある若手、強く優しいマインドを持ってほしいですね。

  • 岸 竜太 スポーツトレーナー・鍼灸師・柔道整復師・GKコーチ

    スポーツトレーナー、中学生・高校生の指導をしています。

    よく聞く話ですね。

    本質は昔と変わらないと思います。自分にベクトルを向けて、他責にしない。

    僕の感覚だと、子供たちは令和時代だからとかあまり変わらない気がします。

    変わったのは、こちらの指導かなと。より良い指導を提供しないといけないですし、コミュニケーションも取らないといけない。

    昔の方が、どちかというと指導者側からの一方通行ですし。

    サッカーで言うなら、今の子達は皆んな海外でサッカーしたいと思ってる。若くして海外に行く選手が増えていると考えたら、昔よりマインドは強いのかもしれません。

    指導法なのか分からないですが、質問するといいかもしれないですよ!

    何を考えているか分からないのであれば、聞く。聞いて聞いて聞きまくれば選手は話してくれます。

    僕も最近はよく選手に質問してます。患者さんにも同じです。そうすると話してくれて、通ってくれます。

    僕も同じような悩みを持ったことはありますが、よく考えたら自分の問題かもと思いました。

    質問力は難しいです。でも、これはビジネスの基本ですからね。

    この本はとても参考になりました。https://amzn.asia/d/cEVXH8Z

    時代というレッテルをまず外して、選手だけではなく自分にベクトルを向けて頑張っていきましょう!

    もし何かいい方法見つかった僕にも教えてください!!

    2024.04.10

  • 山根伸泉 元プロサッカー選手

    こんにちは。
    元サッカー選手です。

    私はまだ指導歴がありませんのでどういった指導を受けてきたかでお伝えさせていただきます。

    他責にしている時点で自分の成長には繋がらない。
    自分のプレーをチームメイトに理解してもらう様にコミュニケーション取れないといけない、ミスをカバーするプレーも出来るようにならないと上にはいけないという事を習いました。

    プロや上のカテゴリーでもやっていくことを前提として…技術はもちろんですが、この様な部分も選手としての伸び代と考えると、それが出来なければチームに必要がないよという事もあります。

    更に成長したい、プロを目指したいというのであれば、より高いレベルを要求をするといった指導が効果的かもしれません。

    プレー中は余裕が無かったりもするので、トレーニング時間ではなく落ち着いた所で話す方が伝わりやすいかなと思います。

    子供の頃に培われたマインドはとても大事ですね。
    大人(高校生年代含む)になってマインドを変えるというのは簡単ではないです。

    そうであっても今、足りないと感じている部分を改善するとしたら何回も何回も繰り返し伝える事が大事かなと思います。

    最初は聞いているだけ、次に、また同じこと言ってるわ、その後もうそれ聞き飽きた、位からようやく何でこんなにいつも同じこと話すんだろう?と自分で考えるようになる。自ら変わる意志が芽生えないと変わらないですね。

    それでも変われない選手はいます。少し冷たい言い方になりますが、それも資質なんで技術が身に付かないのと同じ様にそれはそのままで、その選手が行ける所まで見守る事しか出来ないかなと思います。

    人を指導するというのは大変なことだと思いますが、今回ここに質問していただいたようにご本人に熱い想いがあれば、それが子供達に伝わっていくと思います!
    今後も諦めずに頑張って欲しいです。

    2024.04.09

  • 松ヶ枝 泰介 元サッカー選手

    現在サッカー少年団で指導しています。
    僕の指導経験では、社会人、小学生があります。高校生は、現役の頃に数ヶ月練習参加させてもらった時に一緒にプレーしながら、今のは良いプレーだから積極的にトライしよう!今のは無謀なチャレンジだったかもしれないよ。などアドバイスをしていた程度です。
    なので、高校生のカテゴリーについてはハッキリとは分かりません。
    ただ同級生が今、市船の監督をやっています。
    練習を何度か見たことがあります。
    やっぱり全国でも強豪校は厳しい練習をしています。それはメンタル面でも同じで、今の一対一で抜かれたら試合では使えない、もっと戦えというようなシーンももちろんあります。
    チームの目指す目標によって、この厳しさは比例していくのだと思います。
    お話にあった『他責』については、僕自信の指導方法はこうです。
    チーム内でも他責にする選手は出来る選手です。失敗が起きる前にコーチング含めて準備不足はなかったか?を問います。ここで、まずは自分のやれることはまだあった事を伝えて自分に矢印を向けさせます。
    ただこれだけでは選手本人は納得しません。
    そのあとに他責にされた選手にも注文します。
    他責にした=周りに注文したいプレー
    なので、こうして欲しかったと〇〇は言ってるぞ。チームスポーツはお互いが助け合う必要があるから〇〇に任せるんじゃなくて自分もしっかりサポートする意識が重要だと伝えます。
    そして、最後に今の失敗したプレーをお互いが意識を持った状態で成功するまで繰り返します。この時に、相手がより良いプレーをしないようにこっちでコントロールすることで成功させるのも大事です。
    こうすることでお互いを納得させ、成功する形を覚えてもらうようにしています。
    このやり方が正解かは分かりません。答えが出るのは選手の5年〜10年後の成長した姿を見た時です。
    どの現場でも指導者は熱量をもって指導することが選手の成長に繋がるので、頑張りましょう!

    2024.04.08

  • 吉田勇気 元プロボクサー 経営者 トレーナー

    こういった内容は指導者界隈では珍しい話ではありませんね。
    もう、そういう時代なのかもしれません。

    まず、僕自身で経験した実態の話から。

    仕事柄、集団指導はしませんので、経験としてはマンツーマンの指導になります。

    マンツーマンの場合、昔と今の比較みたいなところをしても、正直よくわからないのが実情です。
    ただ、昔よりもコミュニケーションが苦手な子が増えた印象は受けていますね。
    実体験としてはその程度しかないかな…。

    冒頭でも説明したように似たような問題で悩まれている指導者は多いようですよ。

    次に良い指導方法でしたね。

    正解がわからないことはよくご存知だと思いますので、なにか参考事例みたいなのがあればと考えているのですが…。

    そうですね、集団におけるマインド研修のようなものであれば、やはり組織マネジメントに長けている企業研修などは参考になるかもしれませんね。

    とりわけ、スポーツ業界だけに属していると非常に狭義に考えやすいですが、ゴールに向かって一緒に頑張るのは、どの環境においても基本一緒のはずです。

    「他責にする」という一点ばりの対策ではなく、理念や方針などを浸透させる時間を費やすような、ジェネラルな研修から始めると効果に期待出来ると思います。

    簡単に説明します。

    成熟した大人達は、就職活動する際も企業の理念などを理解したうえで就職活動をするはずですが、学生さん達はそういった常識はまだまだこれから学ぶところですよね。

    スポーツを通じて、学生さん達にも理念のようなものを伝え、そのためにはなにをするべきかという話し合いは必要かなと思います。

    ただ話すだけではなく、やっぱり話し方はスキルがいると思いますが、大事なことは選手ら自らがチーム構造を作っていける感覚になれるといいですよね。

    チームとしてはメッシを目指しています。
    メッシってみんなどんな印象受けますかー?

    因みに今のチーム状態って、選手に擬人化させるとどんな印象ですか?
    ふむふむ、デサイーね。

    デサイーの印象は、コンプラ厳しく規律正しい。
    メッシは、フッ軽で成果主義。

    おやおや、メッシとデサイーの間に何人挟んだら、デサイーがメッシになれるかな?みたいな手法です。

    大人は組織の理念や方針に基づき行動できますけど、学生ですと個々の理念がほぼほぼ優位に働きますから、各々の理念みたいなところも擬人化させて、その集合体としてメッシになっていく、つまりは、皆はメッシの一分になるみたいな研修は効果的だと思いますね。

    こういった、本質に近しい研修を行うことで、他責にするみたいな稚拙な周辺課題は消失していく可能性は期待できる気はします。

    今、稚拙って表現しちゃいましたが、子供だけではなく大人も往々にしてありますよこういったケース。

    はい、ひとつの考え方です。
    ただ、付け焼き刃的な言動ひとつでモチベーションアップを試みるとかは大反対です。

    同時にですね、渋い現実の受け入れ方も必要です。

    考えてみてください。

    昔、白だと考えていたことが、今では黒だったりするわけです。
    ですから、そこの割り切り方が必要であると考える事もできます。

    これは、スポーツ現場でも仕事現場でも同じことが起きていますから、各々がどこにデッドラインを敷くかによって別れますよね。

    苦しい時代ですけど、組織マネジメントとデッドライン、今回はその2つをお勧めしたいと思います。

    2024.04.05