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井上尚弥選手VSネリ選手 追い込まれた時の心情は!?

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先日、井上尚弥の試合を見て興奮しました!

1R目に井上はダウンして、2R目にダウンを取り返す。

すごい精神力だなと思いました。

どの競技にも圧倒的に押されている局面から、優位に転じる事があると思うのですが、追い込まれている状況に皆さんはどんな事を考えていますか?

思考的な部分と感情的な部分、非常に興味があります。

団体競技と個人競技によっても大きく異なりそうな気もしますが、追い込まれている際の精神状態を教えてもらいたいです。

因みに私は短距離走の経験者ですが、競技中に追い込まれるようなケースがなかったもので…。

宜しくお願いします!

※本記事はコメンテーターや運営局が実際に経験をした、あるいは相談を受けた実体験を参考に作成しております。

  • 山根伸泉 元プロサッカー選手

    元サッカー選手です。

    圧倒的に押されている時というのが負けている状況として。

    まず、現役時代の感情的な部分からお伝えすると、負けている時に焦るというよりかはイライラする感情の方が強いタイプでした。

    ただ、その数十分の間でずっとイライラしてるわけではありません。

    負けている状況で相手が当然してくるのは分かっているのですが「遅延行為」だけはイライラしましたね。

    それを除くと、思考的な部分では「どうやって勝つか」を冷静に考えていたと思います。

    試合内容によりますがこの時間帯に点を取れれば逆転、同点まではいけるみたいな感覚はあります。

    パワープレーにした方が点を取れそうなのか、今のままで取れそうなのか、時間帯に合わせてプレーを選ぶような事はしていましたね。

    付け加えさせていただくと…
    自分のチームメイトや対戦相手で「良い選手」の多くは、最後まで諦めが悪かったり、何か勝てそうみたいな楽観的思考を持っていたような気がします。

    追い込まれた時に状況を打開するのはこういった選手達でしたね!

    2024.05.10

  • 吉田勇気 元プロボクサー 経営者 トレーナー

    元プロボクサーで、社会人サッカーをしていました。

    井上選手はダウンする事が初だったとの事ですが、おそらく追い込まれている状況より、パンチが効いているのか否かを自問自答している混乱が襲っていたように思われます。

    ですので、追い込まれている感覚はなかったと思いますよ。

    僕のプロボクシング経験ですと、追い込まれている状況に陥ったことがないです‥。

    あっ!1回だけ、練習試合でありました。

    凄まじいパンチ力を持つ選手で、ガードをしていても上からハンマーで殴られているような感覚でした。

    えっ?という驚きが初めにあり、次にガードでダメなら避けるしかないという焦り、ボディブローをガードしても腹に効いてしまい、そこから恐怖心と焦りに襲われました。

    この状況で戦意は失っていないですが、意識とメンタルが完全に恐れと受け身の状態なので、やられながらドウスルドウスル?と考えながら終わってましたね。

    サッカーでは、スコアで追い込まれている時は時間を気にした焦りはあります。
    コンビネーションなどの違和感があれば、それを解消するにはどうしたらいいかと冷静に考えます。

    一番良くないのは、こちらが支配しているゲームなのにスコアで負けちゃっている状態ですかね。
    焦りに加え、個人プレーや単調なプレーに走りやすくなってしまう思考になっていた気がします。

    今こうして振り返ると、危機管理訓練って非常に重要な気がしてきました。
    井上選手もダウンしてすぐに立ち上がらず、膝をついて回復してましたもんね。

    議論するテーマとしては深みがありますね。

    2024.05.10

  • 松ヶ枝 泰介 元サッカー選手

    元サッカー選手です。
    追い込まれている状況にもパターンがあると思います。
    相手との実力差
    スコア
    残り時間

    井上選手の場合、実力は自分の方が上だと思っていて、残り時間は一杯ある。スコアだけが負けている状況と感じていたから追い込まれていなかったのではないかな?と思います。
    逆に、どうやって逆転してやろうか?みたいな良い方にメンタルが働いたのかなと思います。

    実力で負けている場合は、どんな状況でも焦りは起きないかもしれませんね。
    スコアと残り時間が焦りを生む要因かなと思います。

    サッカーの場合、最初から出てた選手と途中からの選手、それにポジションでも感じ方が変わりそうですね。無責任かもしれませんが、負けている状況で交代で入ったら、何とかしてやる!と思って入りますが、負けても自分のせいでは無いとも思ってしまうと思います。

    また、その試合だけでなくリーグ戦の降格がかかっている場合やトーナメントの一発勝負でもプレッシャーは変わりますね。

    改めて考えると色々発見がありました。ありがとうございます。普段の指導者としてのコーチングにも取り入れていきます。

    2024.05.10

  • 岸 竜太 スポーツトレーナー・経営者・鍼灸師・柔道整復師・GKコーチ

    スポーツトレーナー・サッカーの指導者をしています。

    僕は、選手時代は県選抜まではいきましたが特別プロになるような選手ではなかったので、井上選手のように追い込まれたら恐らくそのままノックアウトしていると思います。

    単純に人って「ヤバイ」と思った時は冷静な判断が取れなくなると思ってます。

    どうしようと考えすぎてしまったり、不安で消極的なプレーをしてしまったりと。

    ただ逆境を跳ね返せる選手は、冷静さは失わないかなと思います。自分がなぜ今ダメなのか。。冷静に判断できてその場で改善できているからだと思います。

    感情的な部分はわかりませんが、いかにピンチな時でも平常心で周りを観れるかが大切かなと思います。

    2024.05.09