サッカーをしています。相手がボールを持った際、相手とどれくらい距離を維持するのが理想ですか?
海外サッカーを観ているとディフェンダーは割と足をガツガツ出しているように見えます。足を出すとかわされてしまうのが怖いので、どうしても間合いをとってしまうのですが、その距離が難しいです。
あまり距離があるとクロスや横バスを自由に出されてしまうので、奪えて、相手の行動を封じやすい絶妙な間合いが知りたいです。教えてください。
サッカー以外のスポーツでも間合いがあると思うのですが、どのような間合いを意識されていますか?
サッカーのトレーナー、そしてGKコーチをしている岸と申します。
ディフェンス時の間合いですが、まずは自分のボールが奪えて、ドリブルで抜かれずにそのまま並走できる距離感はどこかを知りましょう。ただ、サッカーの場合は常に状況が目まぐるしく変わります。常に同じ間合いが正解とまではいきません。
1対1になる前の準備が大切かと思います。インターセプトを狙えているか、相手がボールを納めた瞬間に奪いに行けるか。もしドリブルされてもついていけるか。基本ですが、良い選手は自分の間合いに持っていきボールを奪うことができています。
時には飛び込んで奪いに行ったり、我慢して我慢してボールを奪いに行ったりとチャレンジしながら、得意なボールを奪う形を身につけていきましょう!
2022.05.12
元サッカー選手です。
ディフェンスになった時の状況によりますが、理想だけで言うのであれば「手が届く距離」だと考えています。
ディフェンスは相手の自由、ボールを奪うこと。コントロールされたパスを出された時点でディフェンスになっていないと良く言われました。
間合いを詰めれば入れ替わって抜かれるリスクもあがりますが、大事にして欲しいのは、そこからついていくフィジカルやアジリティです。
今の抜かれない距離の感覚を保っていれば、そこまでのフィジカルとアジリティのままですが、間合いを詰めることでかかる負荷こそ鍛えなければいけない部分だと捉えて欲しいです。
あとはポジションニングと予測が重要ですね。理想の距離の回数を増やすのはこの二つが欠かせません。
間合いを詰めるタイミングは、相手がボールに触れた瞬間です。
ボールに触れたあとは一瞬足からボールが離れますので間合いを詰めます。
寄せるスピードや姿勢などで駆け引きも加えましょう!
ぜひ、一度試してください!
2022.04.16
間合いは人それぞれなので、自分の経験から自然と身につくものなのかもしれませんね。
ただ、海外はガツガツというのは合っていると思います。これは指導者のディフェンスすることへの判断基準が海外と日本では違うからです。
日本ではまず、抜かれたり裏を取られるのがダメと考えられています。海外ではまず、相手のボールを奪うもしくはブロックすることを良いプレーと考えています。1番最初に見ているところが180度違うんですよね。これから日本でプレーを続けるのであれば、日本で評価を得られやすい方法の方が良いかもしれませんね。ただ、1番良い間合いを答えるとなると、相手にドリブルもパスも何もさせない距離まで寄せて、さらに裏も取られないことです。これが出来たら世界で戦えますけどね!
2022.04.11
元プロボクサーです。サッカーも社会人リーグで経験しておりますがアマチュアでしたので、元プロボクサー視点でコメントしたいと思います。
当然ながら「間合い」は重要です。どの対人スポーツも考え方は一緒と認識していますが、攻撃側は「奪われにくく展開しやすい間合い」、防御側は「奪いやすく展開制限できる間合い」であるべきかと思います。これらは、ボクシングでいえば腕の長さや身長に大きく関係しますので、相手によって間合いは異なります。球技などの場合は加えて走力、技術の特徴、攻撃の展開様式などによっても間合いは大きく変わるはずですので、これぞ「間合い」というのを決めるのは難しそうですね。
自分の場合、アウトボクシング(フットワークで軽やかなイメージ)で自分の周囲をウロウロされるとイライラするので相手が疲れるまで自由に動かせていたりしました。手を出さずとも相手の目を見て歩いて近寄るだけでプレッシャーを与える事はできますので、自分の間合いで闘えるまで体力を削るという方法ですね。
サッカーのような団体競技の場合、僕のボクシングよりも間合いを決定づける要因が複合的に作用する為、すべてを封じ込める間合いを考えるより、パスを封じやすい間合い、ドリブル突破されにくい間合いなどを限定的なところから考えてみるのも良いかもしれません。
2022.04.09