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スポーツ業界のボランティア精神、いい加減どうにかならない!?

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とある少年野球チームのボランティをしています。

最近、スポーツ業界はボランティアに頼りすぎなのでは?と考える機会が多くなりました。

というのも、スクール事業としての経営の詰めが甘いように感じており、その根源みたいなところはボランティアに頼りすぎなのではないかと考えているのです。

私は今50代ですが、ボランティアという点で考えれば美しいものに思えますが、それが普通になってしまうことで、そもそも民間スクール事業はそれなければ成立しない構造になっているのではないかとも思うのです。

結果、スクール事業の成長の足かせになっていそうな気がしておりまして‥。

1日1000円でもいいので、生徒から集金すれば30人くれば3万円になりますよね。その売上で、4時間5000円で4人雇えばスッキリする気もするんですよね。

個人的に5000円が欲しいわけではなく、スクール事業が成長するためにビジネスという側面や、責任という意味でもしっかりやったほうが良いと思い始めています。

みなさんはどう考えておられますか??

※本記事はコメンテーターや運営局が実際に経験をした、あるいは相談を受けた実体験を参考に作成しております。

  • 山根伸泉 元プロサッカー選手

    サッカークラブの運営に携わっていました。

    スクール事業の成長のゴールが何を目指すかにもよりますが…

    ここで言うスクール事業の成長については、経営者の手腕がすべてかなと思います。

    指導力や環境に対して正当な対価をスクール生から受け取り経営していくことは健全だと思います。

    クラブを立ち上げようという方が経営ののノウハウを持たないで始めようとすると、やはり経営が成り立たず結果ボランティアという手段になっていくのかなと。

    一方でボランティアでも教えることにやりがいを感じる方がいるのも事実で、そのスクールに通いたいお子さんもいます。

    ビジネスで言えば需要と供給のバランスですかね。

    冒頭で書いたスクール事業のゴールが競技人口の増加であれば、幅広いスクール展開が望ましいと思いますし、ビジネスだけに絞るのであれば、対価を支払える家庭に対して経営が成り立つ、会費を提示し経営していくことになるのかなと思います。

    2024.09.12

  • 吉田勇気 元プロボクサー 経営者 トレーナー

    仰るとおり、民間スクール事業主の友人は複数いますが、その経営状況はボランティアに頼らざるを得ないようです。

    因みになんですけど、僕も今まさにですね、現場のボランティアではないのですが経営戦略的な側面でボランティアしています。

    理由としては、僕がお世話になった地元であり、経営者も友人だからです。
    自分の時間を割いてでも、なんとかしてあげたいなって気持ちが事実としてあります。

    加えてですね、僕の事業をボランティアでお手伝い頂いてる方々もいます。

    僕の立場としては、ボランティアをし、ボランティアをされている。
    双方の立場を今現在経験しています。

    本当に仰るとおりですね、ボランティアされている側からすれば、いつか絶対に恩を返すという強い決意のもと運営しています。

    今それを詰めが甘いと言われたら反論する余地はないのですが、良くも悪くも先人達が積み上げた歴史の影響は捨てきれないと僕は考えています。

    今の時代で顕在化されている結果みたいなものって、なんというか、悪者みたいなのがいないと思うんですよね。
    複合的な要因でそうなっているんで。

    金額の話はさておき、誰もが今の現状をこれがベスト!とは思っていないと思うので、貴方や僕がボランティアをしながら、一緒にベストを尽くし、更なるベストを作っていくことしかできないと思いますよ。

    それが、時給1000円で解決〜って話ではないのは貴方もご承知かと思います。

    責任は確かにお金に結びつくというのはわかります。

    僕の息子がお世話になっているサッカースクールは、ほぼボランティアで成り立っています。
    自分等の子供らが生徒になるので、責任がないみたいな事はあんまり起きない事象かなと思いますよ。

    仰っている事は正論にも感じますが、そうやって、色んなお考えの方々と我々で真剣に議論していけるといいですよね。

    子ども達にとって、その周囲にとって、健康的なスクール運営を一緒に考えていけるといいですかね。
    僕もボランティアが始まったばかりなので、真剣に考えてみます!

    2024.09.06

  • 松ヶ枝 泰介 元サッカー選手

    スポーツ少年団の運営と指導をしています。
    事業としてではなく、ボランティアで行っています。
    投稿者もボランティアで手伝っているとのことで、素晴らしいですね!
    さて、スクール事業がボランティアに頼らず自立運営出来るようにもっとお金を取った方が良いのでは?という内容であってますでしょうか?
    例に出ていた1人1,000円で3万円をコーチらの報酬にあてた方がより良いスクールになるという事ですが、果たしてそうでしょうか?
    僕はそうは思いません。
    同じコーチが教えれば、報酬があろうとなかろうと同じ質の指導ですよね?
    逆に生徒側はどうでしょう?
    払うのは親です。
    生徒が、1,000円高くなったからもっと頑張ろうとなりますかね?
    僕は指導者への報酬が発生しても変わらないと思います。
    ただし報酬ではなく、別の使い方をすることでより良い練習になるとは思います。
    それは道具やグランドなどの設備面です。
    ボールの数や道具の種類が増えるとメニューの幅が広がります。また、映像を配信することで選手が見返すことも出来ます。
    広いグランドを使えばより実践的な練習も可能です。
    指導者の勉強に投資するのも良いと思います。
    4時間3万円では施設代にもなりませんよね。フットサル場なんかはもっと高いです。そもそも、小学校などのグランドは報酬を発生させている団体には貸出をしないところが多いです。
    じゃあ会費をあげればどうなるか?
    スクールに通いたくても通えない子どもが増えます。そういう子をどうにかする為にはボランティアに頼らざる得ないのが現実ですね。
    スポーツの裾野を広げ、未来ある子どもらに色々な経験をして欲しいという原点の気持ちを思い出してこれからもボランティアしていきましょう!

    2024.09.06